画像が表示しない場合、キーボードボタン「F5」を押すと見れます
 パート2はこちら
家庭の電気を蓄電池に貯めて使う、節電に心を向けよう
我が家はエコキュート入れてるのでオール電化になっています。
右記は東京電力発表の電化上手の表です。見てみると電気を使う時間が午後11:00〜朝7:00までの使用が一番安くなっていることがわかります。9.17円
そうなると、早い話、深夜電気を鉛蓄電池に充電しておいて、昼間は高い東京電力の電気を使わないで充電しておいたバッテリーから使えばイイデスハンソンになるのではないかと考えました。

手始めに、何から準備すればいいか調べてみると
@鉛蓄電池を用意する。大きいのを選ぶ。160Ah 
Aインバーター(変換器)、DC12vをAC100vに変換。
B実験用の機器(テレビモニタ26インチと地デジチューナ)
Cソーラパネル、約100w(18v 10A)
D充電コントローラ(電圧12vを一定)パワコン
E充電器AC100vからDC13.5vで12vバッテリーに充電するもの。
Fサルフェーション解消機器(12vバッテリー延命装置)
以上を、準備すれば良さそうである。
電化上手にした場合の電気料金一覧表
 
 @蓄電池について
自動車(ハイエース)に積んでいた中古バッテリー。これは深い放電、充電には弱いとされているが予備として設置した。また軽自動車、バイクの12vバッテリーもあったので、合計3個配置した。
それに対してディープサイクルバッテリーというものを新たに買ってみた。これは、イエローハット、オートバックスでは売っていません。バッテリーを使って蓄電池を検討する場合は、自動車用のバッテリーは不向きといわれています。形状はそっくりです。間違えそうです。私は、ヤフオクで中古再生品を購入した。EB160AH(アンペアアワー)です。
届いてビックリ!55kgもあり重い。五十肩にはきつい。29,800円。配達の人が玄関内に運んでくれたが、顔が引きつって必死になっていた。バッテリーだけでこんなに重いのは初めてだ。

ハイエ−ス用のバッテリー(85D26R)上の画像の赤いやつ。満充電してから電化製品64w(地デジチューナ+モニタ)を変換器にとおして、みたところ、約5〜6時間は安定して連続視聴が可能となる。6時間までいくと、インバーターからブザーが鳴りはじめ、電圧が11.4vまで低下して、これ以上の視聴はできなかった。11.4Vが下限だったということは、変換する時のロスがあるからかもしれない。
 
 
配線するケーブルは必要品。ちょうどデスクトップコンピューターに使うACケーブルが6本使わずにあったので流用。大型ワニグリップはホームセンターで、クランプ(金属製)として4個入280円位で売っていた。ケーブルはついていないがこれは本当に安いぞ。
 
デスクトップパソコンの電源ケーブル2芯を、両端をカットし1本の線にします。バッテリーに接続する線は太いほうがいいので、1本まるまるプラス線あるいはマイナス線としました。各線の両側に、クランプに直接半田づけして、バッテリーケーブルとして、DIY制作した。これはなかなか、使えます。カーショップではバッテリーケーブル自体売っていますが、家の中にある電線を有効利用して使えるようにして使うのがコレステロール301の手法です。
 サルフェーション解消機器
これは、ヤフオクで新品を購入。バッテリーを充電するときに併用することでバッテリー寿命が延びる効果があるという。(2700円くらい)なぜ買ったかというと、中古バッテリーしかないので、寿命も短いだろうと思い、充放電をこれから実験で繰り返していくわけだからといことです。また、プリウスにも併用して使えるので。
 
ipod touch4と並べて大きさを比較。プラス線、マイナス線にはワニグリップを後付けしてバッテリーと脱着がしやすいようにした。バッテリーも色々そろえているので、充電するたびにつなぎ替えるのは大変だとおもったから。昼プリウスを運転するとき、夜間家庭で蓄電池に充電器を通して充電するとき、これ1台あれば、付け替えが簡単にでき使えるからということです。これこそ、必殺!と自己満足。
 Aインバーターについて
直流12v入力を交流100vに変換するもの。
2個もっている。
大橋産業の製品:電気機器1,800W大容量だ。
使ってみて気になったのが、空冷FANの音が耳ざわりだ。音がでかい。どこの製品も同じようだ、防音対策は共通課題として考えた方がいい。
電圧の値を液晶表示してくれる。スイッチは長押しで起動させます。電圧計付き。右図→
 もうひとつは、
サンヨーテクニカ:180wの小容量タイプだ。右図→

シガーライターの端子が入力側。本来、車につけて使う物ですが、家庭の蓄電池構想で使えるようにします。差し込む受け口を用意した。
廃車からパーツをはすして流用しています。
 
 

 B実験に使用の機器
  (地デジチューナ)東芝のレグザチューナです。
 これって、最高にいいですよ。HDD接続で録画できるし、BS付きだし。究極ですね。
地デジチューナー:待機電力 13w 起動時16w
HYUNDAIモニタ26インチのパソコン用液晶モニタ:待機電力 0w 起動時49w
この組み合わせで、合計100V 64wの消費電力です。
 Cソーラパネルについて

このソーラーパネルは、Max 19v 100W 6A 出力のものです。掘江商事 22,000円(送料込)で安かった。(新品)ヤフオクででている。許しをもらい、今回、買ってしまった。これで昼間晴れた日には蓄電池に充電できる体制が整うのです。まだ屋根の上にはのせず、庭において電圧の実験をしています。直接、インバーターにつないでみたら、インバータ自体から容量不足なのか?ブザーが鳴り出しはじめ、電化製品を動かすまでの電力は発生していない。ここでの電圧を測ると6v位で超低くなっている。無負荷にして測ると、確かにソーラーパネルからは19v出ている。インバーター自体を動かす電力がかなりいるようだ。(インバーターで変換する時の電力ロスが災いしているのかも)。興味深い結果となった。

これ1枚(19v、5A)では、実験には容量不足だ。もう1枚追加し、
並列に配線して、19v,10Aにして電流値を上げてみたらどうだろう。お金がかかるなぁ。許可おりるかなぁ?先日、新製品が安いケーズデンキで、ソーラーパネルが売っていた。シャープ、三菱など。どれも高かったよ。
  D充電コントローラ(入力電圧を12vに一定にする)(パワコン)ともいわれています。日本の電気メーカーで一番変換ロスの少ないのは三菱電機製だそうです。単品でほしいと思っても買えないようです。ソーラーパネルといっしょに購入する意図がないと販売してくれないようです。そんなわけで、外国製で入力電圧12/24v 15Aまで対応のものを購入。5,000円くらいした。
取扱説明書がすべて英語でかかれており、わからないぞ。適当に判断してつなぐことにする。
左から、ソーラ接続、バッテリー接続、一番右はテスターの電圧をはかるものに使う。
 
 
 E充電器 RC-100  (大自工業(株))
バッテリーに蓄電するために購入(12A、MAX50A)。本来、自動車のバッテリーに使用する目的で作られたものですが、私の使用は家庭電化製品を動かすため蓄電充電に使うのです。これは、充電するのにタイマー付きなのでとても便利です。オール電化の電化上手コースにより、深夜電力の電気料金が安いので(寝ている時間帯)、ちゃっかり蓄電し昼間の高い電気料金の時に使おうというねらいです。
使ってみて難点として、冷却ファンの騒音がうるさいということです。インバータもファンの騒音があるし、今後対策をしなければと考えます。昼間で天気のいい日は、ソーラーによる蓄電もあわせてやっていこうと思います。
セルモータを回すスイッチ(セルブースト)もついている。試しにこの設定で電圧が上がっていく速度を見てみると、充電速度が速い。電流値が大きく電圧も14.55vある。普通充電は12.50vです。しばらく使ってみての感想ですが、すぐ壊れてしまいました。
再度買い直した充電器は、非トランス式のdsp3500です。アマチュア無線の電源に使われているらしい。色々探してわかったのは、充電するには、アンペアが高い方がいいということです。蓄電実験をしていくと、必ずバッテリーを増やしていく方向にいきます。そうなると、アンペア容量が高くなるので充電する機器も容量が高くしないといけなくなるからです。これは、なかなかいいですよ
実験してみた 
 64wクラスの家庭電化製品を動かしてみた。
充電池を使いバッテリーを満充電にした。
充電池:ディープサイクルバッテリーEB160
充電:スタート時:13.30v
使ったインバータ:130w(小容量タイプで実験)
時間   電圧  使用した電化製品容量
 9:16 13.24v   64w
 9:25 12.57v   64w
 9:35 12.40 v  64w
 9:50  12.54v  64w
 11:20  12.53v  64w
 11:35  12.43v  64w
 13:40  12.32v  64w
 15:15  12.22v  64w
 17:38  12.06v  64w
 20:45  12.11v  64w
 22:35  12.04v  64w
 23:35  11.93v  64wまだ余裕でいけそう
充電は23:40から早朝7:00までつけっぱなしで就寝

インバータ
  
ディープサイクルバッテリー    充電器
64w、 90wクラスの家庭電化製品を動かしてみた。
充電池で満充電済にした。
充電池:ディープサイクルバッテリーEB160
充電スタート時:13:30v使ったインバータ:1,300w(大容量タイプで実験)
備考:17:35分から夕方で暗くなってきたので、LED蛍光灯33w追加し合計123wとしている。
 時間 電圧  使用した電化製品容量
 12:45  12.8v  64w
 17:35  12.4v  プラス33w追加し93W
 21:00  12.1v  93W
 21:25  12.1v  93W
 22:00  12.0v  93Wまだ余裕でいけそう

23時以降になったら、深夜電源として一番安くなるため切り替えます。
同時に、充電器のスイッチ入れて、バッテリーに電気を充電します。使い続けたバッテリーは電圧が下がっていますので、これをタイマーで朝7時まで連続充電。電圧計は14.6vくらいまでなっていました。11.6vまで下がると、ブザーが鳴り、バッテリー容量はほぼOvと考えます。


インバータ
  
ディープサイクルバッテリー         充電器
 64wクラスの家庭電化製品を動かしてみた。
充電池を使い満充電にした。
充電池:ハイエース用バッテリー85D26R
充電状態:スタート充電時12.86v
使ったインバータ:130w(小容量タイプで実験)
充電は23:00から早朝7:00までつけっぱなしにして就寝
 時間 電圧  使用した電化製品容量 
 9:40 12.86V  64w
 9:45  12.57V  64w
 10:00 12.49V  64w
11:25 12.06V  64w
11:00 11.01V  ここで、ブザー鳴りアウト
約5時間程の稼働時間でした。



    
ハイエース用バッテリー        充電器  
バッテリーについて
深い充電、放電には、自動車用バッテリーより、ディープサイクルバッテリーが良いとされている。これを使う方が一番良いと思う。
左記のような実験でわかるように、ある程度小さな家庭電化製品の消費電力なら、ハイエースのバッテリーでインバータを使って家庭電化製品を使うのは問題ないようだ。このように電気を消費したら早めに充電器で満充電にしておくように心がける。毎晩22:00以降は電気代が超安くなるのだから、寝ている間に充電するのが一番いい。朝7:00起床なので、同時に充電を終えるようにする。今後新たにバッテリーを購入するなら、 ディープサイクルバッテリーがいいと思う。
2011年6月19日、追加注文していたソーラーパネルが届いた。
これ2枚で、200w出力、19V、約10Aの直流電圧を得ることができる。
昼間の天気でどこまで太陽充電で電圧が戻るか今後、さらにソーラー発電を組み合わせて実験を重ねていきたい。

バッテリーの頭に、電動ドライバーで無理矢理、スクリューネジをねじこんだ。なぜか?このねじのほうが、細いので、小さなワニグリップの場合、はさみやすいからだ。バッテリーの端子の材質は、柔らかい鉛でできているので、簡単にネジを埋め込むことができます。わざわざ、専用端子を購入しなくても良い。
   

2畳の部屋を増築した壁に穴を開ける。自分で作った部屋なので、穴を開けて配線(ソーラーパネルの配線コード)することは、自由気まま。
 
外側の壁穴から通している。
 
1枚のパネルの大きさは、畳半分くらいの大きさです。
 
ソーラーパネルには、もともと端子付きであるが、配線コード側のコネクタ端子は、当然ついていないので、別に買い求めた。

 
配線コードを壁穴からだし屋根に上げる。この穴は、粘土パテでふさぐ予定。晴天時、ソーラーパネル1枚の出力は19vあるが、このパワコンを通すと13.23vに低く安定出力する。バッテリー充電には優しい電圧だ。テスターは3個もっているのでそのうち1個800円(秋月通商)を電圧計がわりに固定して使うことにした。柱に直付けした。
 
合計2枚のソーラーパネルを設置。並列に使うので200w  10Aの構成。ソーラー発電の一般出力は、3,000w〜5,000wだから、とても小さいです。
でも、家庭電化製品なら50wくらいなら、晴天時の状態でようやく動かすことができた。
 

晴天時の電圧調整後の値。(19v→13.23v)
 
針金で、四方を固定。この手法は、アンテナをたてる方法を参考にした。風で飛ばされないようにすればいいのであり、パネルの重量もあるので、針金で固定した。これでイイデスハンソン、インダス文明、とします。
 
パネルの額縁はアルミの金属になっており、2枚並べて平型固定金具(ダイソー100円)を使い、スリュウネジを使って電動ドライバーで固定した。
節電を意識し実験した。東電の電気料金比較表。4月と5月の節電効果は31%減となった。驚いた! 
節電無対策の時(2011年4月) 
 
31%
効果
 2011年5月。蓄電のみ実施(深夜充電し、昼間の電気はバッテリーから)
上記の領収書の結果、効果は確実に出たことになる。2011年6月25日からは、ソーラーパネル(200w、10A)を屋根に設置した。ソーラー発電は東電に売電するようにはしていない。蓄電のみをするように配線した。今後ソーラーで満充電できないときは、充電器をつけて深夜動かして満充電する方法をとる。今回ソーラーパネル2枚にしました。
また、ディープサイクルバッテリー160hA(中古)も、もうひとつ買うことにした。29,800円であった。新品は高いので〜。

 蓄電池構想に使う物 数量  単価  金額
@蓄電池160hA  29,800 59,800 
 Aインバーター(DC12V → AC100v) 16,000 16,000 
 Cソーラパネル、 22,000 44,000 
 D充電コントローラ(電圧12vを一定)パワコン 1   5,000 5,000 
 E充電器  15,000 15,000 
 Fサルフェーション解消機器   2,700 2,700 
 Gケーブル(電線とクランプ) 1  300  300 
 合計     142,800 

夢中で、実験ということで購入したものを上記のように、リストにしてみた。合計金額が、なんと!14万円も使っているのだ。
我ながら、ビックリしています。この投資金額で、元が取れるのか?何年かかるのか?月4,000円節減するとして
142,800÷4,000=35.7ケ月(約3年)で元がとれる計算になりました。
最近ニュースで聞いたのですが、家庭用蓄電池がメーカーから売り出されたようです。その価格が100万円近くするようです。それに対して自分で部品を組み合わせて買えば、とても安くでき、それ以上の容量確保も期待できることがわかりました。
ヤマダ電気では、1,000Wh(87万円)、2,500Wh(189万)という値段付きで販売されている。
非常に高い。古川バッテリーEB160hAの容量なら、whの単位に換算すると1,920wh相当になる(160Ah ×12V = 1,920wh業者さんからの情報)。僕の場合、2個並列でつないでいるので3,840whもあります。容量は余裕のよっちゃんです。
ヤマダ電気などで販売されている蓄電池を買うよりは、とても安く構築できるものであったと大満足しています。
 
inserted by FC2 system