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増築をDIYでやっちゃおう!
我が家は、築20年を経過し、前々から下の写真にあるように畳2枚分のスペースが遊んでいて、
何か有効利用できないかなぁと思っていました。よしっ!ここに物置を作っちゃおうと簡単に思い
ました。建築については経験なかったけど、ホームセンターにいくと、さまざま家を建てるための
材料が販売されているので、素人でも簡単にできる気持ちにさせられた格好です。
また、わからないことは、インターネットで調べればわかることだし、自分自身のスキルをあげるこ
とだから、まずは実行!実行!実行!

増築場所はここのスペースに決めた!


 まず増築するにあたり、雨どいの位置が邪魔だったので埋設してある排水管の位置をズラしました。土を掘り返し、パイプを短くカット(サンダーを使う)して移動しました。スコップがあれば誰でもできること。塩ビ配管なので少し曲がっても大丈夫。エアコンもガスを収めて、はずしました。
 
物置をつくるため、基礎はしっかりしておこうと思い、近所のホームセンター「コメリ」でセメント、砂利、砂を購入、セメントを作りました。ブロックは、基礎を作る土台として、重量ブロックを買いました。軽量ブロックのほうが安かったのですが、しっかりしていたほうがいいと考えました。セメントを扱うコテと、目地コテは、100円ショップで購入。十分使えますね。12月〜1月は寒く、セメントが乾くまでに一週間ほどかかりました。
 
排気口は100円ショップで買ってあった金網を流用しています。セメントは乾く前は、灰色ですが、乾くと白色に変色するんだとわかりました。
 
ブロックにセメントを流すときにアンカー金具を入れておきました。(柱を固定するため)地震でこわれてもまずいので。水平器、メジャーを使い穴の位置の、たて、横の寸法を測りながら柱に穴をあけて、固定しました。頭の中には物置の設計図はあまりなく、家に隣接して作るため、基礎の高さをあわせることで、このような状況にまですすんでしまいました。物置にここまでやりすぎだなと思ったりしました。

壁の白いボードを割らないようにはずしました。まず、釘を釘抜きで抜いてはがしました。
木材とブロックを固定するためのアンカーボルト部分はセメントが十分乾いていないので、強く締め付けていません。
 
ネジは軽く仮止め程度です。
 
柱を立てました。水平器、メジャー(100円ショップ品)を使って正確に測りました。新しく建てる柱と家と接合させる部分をどうやるか悩みました。基本的には金具部材を使いました。家側の柱の位置とあわせたほうがいいので、外壁の白いボードをはがさないと、どこに柱の位置が通っているのか把握できません。この白いボード壁を割らないようはがすのに時間と労力を要しました。高い場所はキャタツを使って上ったり、降りたりの繰り返しで、結構疲れましたね。メタボ解消にはよかった。

壁に使われている白いボード板は壊さないよう釘を抜いてパネルをはがします。壁を再利用したいので。釘がうってある場所が多く、丸一日は要しました。はがしたボードは、これから作る物置の壁にそのまま使おうと思います。再利用ということでエコ感覚、地球にやさしい。単に買うお金がないことも理由。釘を抜きながらボードを割らず1枚1枚はずしていきます。ここで使われていた釘は磁石でひっつかないのでステンレス性だとわかりました。さびない対策ですね。 

壁の白いボードをはがすと、黒い紙(防湿紙)があり、それをめくると銀色がまぶしい断熱材が出てきました。これを見たとき、この壁を抜けば部屋につながるんだと…。物置はやめていいんじゃないだろうか?と思いました。家族に計画変更で話してみると、大反対でした。「物置だけならいいけど、変な物置と家の部屋を一体化するのは家が壊れる。地震がきたらどうするの。おとうさん、いい加減にしてよね。家を破壊する気?」などと攻められました。おまけに、妻は僕の母親にも連絡。おふくろからも、やめなさいいと説教をくらいました。僕の味方は一人もいなくなり、孤立しました。飼い犬のムクちゃんだけが何も言わず尻尾をふって応援している状況に見えちゃいました。しかしながら、ここまで、解体までしたのだから、後には戻れないじゃないかと自分に言い聞かせて、家族の不安な視線を受けながら、物置から、居住空間へのリフォームと変貌していく事となりました。 

 ジョイフルホンダというホームセンターで、屋根キットを見つけちゃいました。屋根の裏側を携帯カメラでとってきました。ベニヤ10mm板で組みつけているのがわかります。

 これは安い!100円ショップよりは高いけど。↑上図で、これを使おうと考えました。ベニヤの上に防湿コートを敷き、このスチール材質のトタンをはめ込んでいくものです。
 
組み立ては、下側から上へと組上げていきます。横左右の寸法は少し長かったので、サンダーで切り落として、調整しました。固定方法はサビ防止でステンレススクリューネジでとめます。

下地となるベニヤ10mmを使います。これを上に上げるのが苦労しました。なんていったってキャタツのはしごに乗りながら持って上まで上がるのですから、風がある日は危険でした。また、上ってから足場となるところがないので、金具と電動ドライバーを使い、仮支え場所を設けながら行いました。(何といっても私今、右肩が五十肩になっていて痛くて無理な姿勢での持ち運びができる状態ではなかった)いずれにせよ、電動ドライバーですばやくネジの仮締め、脱着が行えたのが良かったです。適切な道具があるのとないのとでは作業性に格段な違いを感じます。 

 屋根の上は道具だらけです。気をつけることはいっぱいあるのですが、雨が途中で降り出すと大変なので天気予報をチェックしながらの作業です。天気のうちに屋根だけはすばやく完成しなければなりません。時々、工具が下へ落ちることがありました。そのたびに、キャタツで降りたり上ったりで、しんどかったですよ。くたびれたぁ〜。

息子の友達の大工さんがいて、アドバイスをもらいました。家は屋根が一番注意しないといけないそうです。雨漏り防止を丹念に行うことをおしえてもらい、シリコンコーキングをたっぷり使い隙間なく行いました。(シリコンとて10年しか持たない)また、雨の流れる道もシリコンで作ってあげることで対策になると。とにかく、二畳のリフォームだからと思って簡単に考えていたのですが、とてつもなく奥が深いなぁと思いました。大工さんは偉い!感心します。また屋根の勾配も必要らしいですね。傾斜角度が低いと雨水の流れ具合が変わり雨漏りの原因にもなるそうです。「雨水が漏れてはいかん、つまり、モレシャンではだめ?」。 
 
一応、屋根完成です。屋根は丸二日かかりましたね。キャタツを使って上り下りは、高い場所だけに恐怖でした。足場をつくればいいのですが、そこまでの部材はないし無理。
 
はしごを、のぼったり、おりたりは、メタボ解消にはとても良いが、結構つかれたぁ。
 
内側ですが、筋交いをいれようと思います。耐震対策です。これで家族には安心をあたえられます。DIYですから、断熱材は、惜しみなくたっぷり使いました。冬の寒いのはいやですから。また、地デジ大画面も将来入れると音を大きくする場合もあるので、防音対策、暖房対策をかねたものとしました。内面は石膏ボードをはる予定(ベニヤを使った面もあり)。石膏ボードはベニヤにくらべて、やすいなぁ。
 
床は、ベニヤ10mmをはりました。その上に畳を置きます。

 床を張り、内壁(石膏ボード)をスクリューネジでとめていきます。石膏ボードはもろいので、慎重に行いました。
 
 1枚畳をおさめました。汚れていますが、この畳は新品ではないです。中古。いずれ、この上にじゅうたんを引いたりして畳自体が見えないようになります。あくまでも畳の目的は断熱剤代わりです。内壁も石膏ボードで張りました。
 
畳を入れましたがもう1枚も入れようとしたら、角の部分5センチ四方をカットしないと入らないことがわかりました。うそだぁ。途方にくれました。予定外です。とにかくいきあたりばったりでやっていますのでしょうがないです。考えた末、やれることは、畳のほうを加工するしかありません。畳加工について、インターネットグーグルで検索しましたが、加工方法まではどこにも出ていませんでした。業者に持ち込んで畳加工をお願いすれば、それなりに費用がかかると思い、結局、業者には出さず、自分で初体験で構造勉強できることだし、勇気をもって、自分で加工することに決定しました。実行!実行!実行!立ち止まらず、進め!進め!くよくよするな!
 
畳の中身はどうなっているんだろう?生まれて初めての体験です。糸を丁寧に抜いて、恐る恐るはずしました。おーっ!なんだ!両側が木製の木クズを固めたもので、発泡スチロールをサンドイッチした状態で入っているではありませんか。その上をゴザでかぶして、糸で縫って、畳になっている構造が判明しました。なーるほどザワールド!単純ではありませんか。ここで、気持ち的に、これは簡単だと安心しました。

 材質がやわらかく、加工自体簡単そうです。不安80%で電動ジグゾーを使って角をカットした。カットした断面は、ギザギザになりました。
 
カットしたあとは、ホビー用ホチキス(100円ショップ)で折り返してとめた。見た目はメッチャ悪いですが、部屋の中からは見えないように工夫しますので、これでイーデスハンソンです。まあ、こんなもんでじゅうぶんでしょう。わっはっはぁー。本職の畳屋さんが見たら、バカヤローでしょうね。
 
加工した畳を入れたところです。加工した畳の角の部分は、ピタリ収まりました。
 
ヤフーオークションで80cm×80cmの中古アルミサッシ(ガラスつき)を入手し、組み入れます。(この時点で、内壁の石膏ボードは中に入れて組み付けました。サッシをつけてしまうと部材が運べなくなってしまうので)。サッシのとなりにある白と青の汚い壁は、昔、会社から廃棄部材をもらったものです。冷凍庫に使っていたものらしい。今回壁面の中身に、この面に限り、グラスウールの代わりに部材として使いました。これは、2枚の硬い鉄板にサンドイッチされた発泡スチロールが中央に入っており、防音、断熱をかねる造りになっています。グラスウールをいれる以上に効果大です。
 
電気の配線も、内壁を張ってしまう前にしておかなければなりません。ブレーカーから直接線を引き出しておきました。このコンセント部分は、さすがに100円ショップでは売っていませんでした。ホームセンターでしか売っていません。なんと数百円もしました。うーん、小遣いが減った。
 
白の壁紙を購入し、裏に水をつけて、はっていきました。

うち壁については、正直にいって接合のところはすき間2mmから5mmくらいあいたところもありましたが、壁紙をその上から張ったので、隠すことができました。うち壁は石膏ボードを使用しているのですが、加工もカッターナイフで簡単に切れメジャーではかったのと、実際それを組み付けたときに微妙にすき間があいたり、大きすぎてはまらなかったりと、結構苦労しました。
 
ようやく、部屋らしくなりました。2畳分のスペースが部屋続きでつながり、とても感動です。家族もこれをみて、何もいわなくなりました。「おとうさんは、しあわせだね。」と…。
おもわず!喜んで!コマネチ!ポーズ。
 
完成です。工事期間は2009年12月末から1月中旬で完成。寒かった。エアコンの接続は、後日やるつもりです。廃材も出たので後日掃除です。振り返ってみて、物置構想から居住できる部屋に変更して、とてもよかったです。工事に際して、電動ドライバーがとても役に立ちました。釘はほとんど使わなかったですね。すべて、ステンレス製のスクリューねじで行っています。このほうが、もし解体するときでも、簡単に分解できるのです。これを釘をつかって組み立てていたら大変なことです。外壁は画像にあるように今まで使っていた部材なので、増築したにもかかわらず、違和感ない雰囲気に落ち着いています。外壁同士のつなぎ目は白色シリコンコーキング剤で全部埋めています。
 
家の中から撮影した増築前の状態です。
 
増築後壁を抜いた状況です。いろいろなもを収納し、はっきりいって物置状態に見えますが、何がどこにあるのかはわかっています。これが快適な空間です。わたしの部屋になっています。
 
ごちゃごちゃですね。捨てればいいものかもしれないが、いつかは使える!物は大事にしたい!不思議ですが、とっておくと使えるものばかりです。
 
子供の学習机をもらい、コンピューターをのせて自己満足ワールドとなっています。
この2畳の空間は、作ってとてもよかったです。
 
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